仲間から、ランチのお誘い
今日は何が食べたいの? と聞いてみると天ぷらか串揚げが食べたいとのこと
関内には、“天濱”“天七”“天富”など、名声の天ぷら屋がいくつかあって、そのどちらかにしようかとも思ったのだけど、ちょっと気軽なランチには敷居が高いんですよね
となると、“登良屋”か“天吉”ってことになりまして・・・ 今日は老舗の佇まいが残る“登良屋”さんへ伺うことにいたします
こちらは日曜定休のお店なのでありますが、時折、月曜日と連休することがあるため、今日はやっているのか不安要素もあったのですけど、とりあえず向かってみることにいたしましょう
伊勢佐木モールから脇道に入ると、そこにはごま油の香りが・・・ そして暖簾が掛けられたお店を見てホッとひと安心
その暖簾を潜ると、笑顔で迎えてくれる、おばちゃんたちに心から癒されます
いただいたのは“一人前”と書かれた天ぷらの定食
海老付きにしますか? と尋ねられ、同行者はそれを注文してましたが、ワタシは普通のモノをいただきます
しし唐、かぼちゃ、はすの野菜3種と、きす、イカ、穴子と言った魚介3種の盛合わせであります
身が厚くふっくらと揚がったきす、それに臭みを全く感じることが無い穴子、全く油を感じないほどにカラッと揚がっていて、とっても美味しいですね
イカはちょっと揚がり過ぎだったのでしょうか? ちょっと硬くしまってましたが・・・
ほんのりとごま油の香りがする、この天ぷら
ちょっと香ばしい色に揚げられてますが、全く胃もたれすることが無いんですよね
高温でカリッと・・・ これが秘訣なのでしょう
天ぷらだけでなく、炊きたてのごはんや、ちょっと貝汁のような風味がする味噌汁もしっかりしたものですね
漬物も自家製なのでありましょう ぬかの香りが美味しいものしたよ
窮屈なほど混み合うことも無く、かと言ってガラガラでもない 程よくお客さまがいらっしゃることで生まれる活気のようなものが感じられる居心地良い雰囲気
お店って言うもの、美味しい料理であることは基より、スタッフが演出する雰囲気が繁盛の基本なのでありますが、最終的には、このお客さまが作り出す雰囲気って言うのが決め手になるんですよね
長い歴史に裏付けられた、お店とお客さまとの信頼関係 それがこのお店の繁盛を支えているのでありましょうね
【登良屋】
神奈川県横浜市中区吉田町2-3
045-251-2271