福岡の夜
ひとりごはんをすることになったので、先日東京でお邪魔したにわかや長介ってうどん屋さんの本店であるへ『釜喜利うどん』へお邪魔してみることにいたします
福岡の中心と言える天神から歩いても移動できる赤坂というオフィス街にあって…
市内にある有名どころと比べますと200円程高いようでありますが、お昼はそこで働くビジネスパーソンの胃袋をうどんや丼もので満たす人気店であるとのことであります
夜には天ぷらメニューのほか、お酒のあてがいくつか用意されていて…
そんな商品の名物とも言えるのが「雲仙ハムカツ」
薄いパン粉を纏った20mmほどの厚みがあるハムはインパクトがあるだけでなく、添えられるからしとソースをつけていただきますと、ソースのスパイシーな香りが加わって一層おいしくいただくことができますね
そして「ゴボ天うどん」
薄くスライスされたごぼうがチップスにようにサクッと揚げられていますし、イリコと昆布でとられたであろうつゆのおいしが際立っているのでありますが…
上質な小麦粉が使われることで粉の香りを楽しむことができるものではあるのですが…
博多うどんファンとしてはもっと柔らかくなるまで茹でて欲しいと思うところであります
福岡のうどん屋さんでは当たり前のように卓上に置かれているものなのですが、こちらの天かすには桜えびの粉が混ぜられていることからピンク色に染まっていまして…
ほんのりとした香りと芳ばしさが、おうどんのおいしさを引き立てますね
たまたまなのかもしれませんが、お邪魔したタイミングでは女性のお客さまの方が多く…
その楽しそうな笑い声が聞こえる中、ひとりカウンターでうどんをすする寂しさを感じます
うどん屋さんといえば夜の集客が望めないことから早い時間に閉店してしまうところが多いのでしょうが、福岡では飲んだ後のシメにラーメンではなくうどんを食す文化もあって24時間営業するうどん屋があるほどなのです
ならばシメのうどんだけでなく、居酒屋としても利用してもらうことはできないのかと開発したブランドがにわかや長介ということなのでありましょう
【釜喜利うどん】
福岡県福岡市中央区大名1-7-8
092-726-6163