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年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

koutagawa.exblog.jp

2017年 10月 02日 ( 1 )

東京メトロ日比谷線広尾駅:『西麻布けんしろう』  至極のおいしさであるシャトーブリアンのけんしろう焼

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今宵の会食は西麻布
西麻布はお洒落なエリアとして名が知られているのですが、最寄りと言える駅からは離れている不便なところでありまして…
夜には雨が降り出すとの予報通りにいつ雨が落ちてきてもおかしくない中、六本木からテクテクと15分ほど歩いてお邪魔いたします



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お邪魔するのは予約が取れないことでも有名な『西麻布けんしろう』
客席のすべてが個室となっていますので落ち着いた空間での食事を楽しむことができるのですが、その数は9部屋しかないとのことですからそれも致し方ないことでありましょう


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こちらの常連である友人の紹介ということでお邪魔することができただけでなく、常連さまにしか提供しないという、メニューには載せられていない特別なお任せコースをいただくことができまして…
それは先付けとして提供されるコンソメスープからのスタートであります
上質なお肉でとられるスープには甘みがありますし、牛脂で揚げられた銀杏が入っていることでその甘みが一層深まり、トリュフが散らされることでの香りも加わった贅沢なものであります


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続いてお刺身の盛り合わせがやって来たのですが…
その器を見た瞬間に「お~っ」と声が漏れてしまうほどにインパクトがある伊万里の美しい色
そこに紅葉の葉が散らされていることで秋を感じるよう演出されています
お刺身に使われているのは特別に生食加工が許されたところから仕入れているという山形牛でありまして、いろんな施しがされた5種は次の通りであります


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北海道浜中町産の雲丹にキャビアが添えられた「うにユッケ」
全く嫌な臭いや苦みを感じることが無く、濃厚な甘さと旨みととろける食感を楽しませてくれる雲丹との出会いに驚かされます


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富山産の白海老が使われる「白海老ユッケ」
宮崎の特産品である"へべす"の上に盛られることで、ほんのりとへべすの香りを感じることもできますし、不思議なくらいに白海老の甘みがお肉と合っているんですよね


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イカとアワビが乗せられた「牛素麺」
ポン酢のジュレとネギの香りでいただくのですが、ポン酢とお肉って相性が良いんですね


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イチボが使われる「炙り刺し」
軽く表面が炙られているだけではありますが、生とはまた異なったおいしさを感じられます


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シンシンを使った「赤身刺し」
程よくサシが入っていることでトロンととろける食感が楽しめます


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続いては本日のメインイベント
メディアにも取り上げられる、こちらのお店の名物である「けんしろう焼」の登場であります
しかも今日は牛一頭から僅かしか取れない"シャトーブリアン"をいただくことができるとのことでありますからテンションは最高潮であります
低温で調理されることでの生肉に近い柔らかさはナイフフォークはもちろん、歯までを必要としないほどであります
瞬間燻製されることで広がる燻香とブラックペッパーの香り、それだけでも十分においしくいただけるのですが、添えられるトリュフ塩を付けると一段とお肉のおいしさが引き出されるようで…
オーナーの名を冠にするに恥じない一品に大満足であります


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お食事は肉寿司の盛り合わせ
最近ブームになっている肉寿司ではありますが、こちらでいただく肉寿司にはちょっとした細工がなされていまして…
5種をいただきましたが、それぞれに異なった味わいで楽しませてくださいます


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手毬寿司には松茸ご飯が使われていまして…
甘めのタレが付けられたお肉と後からほんのりと追っかけてくる松茸の香りを楽しむことができます


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卵黄醤油漬けされたシャリに、牛刺、雲丹、イクラ、イカが乗せられ、更にはキャビアまで…
ふた口三口のボリュームではありますが、これほどまでに贅沢な一皿がいただけるなんて幸せであります


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アワビの肝で炊き上げたというご飯にはバジルの香りが…
ゴロゴロとアワビが乗せられていますので、そのコリッとした歯触りも楽しいものであります


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炙りにぎりにはイチボが使われているようで…
刺身と同じように表面だけを軽く炙ったことでの香りを楽しむことができます


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赤身にぎりはこれまた刺身と同じようにシンシンが使われているようで…
わさびの香りとともにとろける食感を楽しむことができます


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お食事と供に提供されるのが「肉吸い」でありまして…
ヒレ肉のやわらかさを楽しめるだけでなく、アワビや賀茂茄子、そして松茸までもが入っいまして…
その香りの贅沢さにうっとりとしてしまいます


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温かいお茶と殿に提供されたデザートは「シャインマスカットの大福」
マスカットは大福の周りに飾られるだけでなく大福のなかにも仕込まれていますので、餡子の甘みにマスカットの酸味が加わることでの調和を楽しむことができました



牛肉を知り尽くしたオーナーシェフであるとのことではありますが、お肉の目利きだけではなくそのお肉の特徴に合わせた調理であったりと料理人としてのセンスを窺い知ることができるようなコースに大満足
希少な尾崎牛が使われることでも名前が売れているお店ではありますが、そんなお肉のブランドだけに頼るのではなく、おいしく召し上がっていただくための試行錯誤を感じることができるお店でありました



【西麻布けんしろう】
東京都港区西麻布4-2-2 Barbizon92 1F
03-6427-2949


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by gurumeblog | 2017-10-02 23:13 | 東京都